分断されていた情報やタスクを見える化し、業務効率の改善実現。情報の一元管理に成功
- 分断されたシステムや帳票が存在し、必要な情報がバラバラに管理されていた
- 各部門の情報がクローズされていたため、情報の共有ができていなかった
- 各部門の業務の橋渡しがスムーズになり、棚卸しした課題解決を実現
- 情報のをSalesforceに集約することで組織全体で情報を共有でき業務改善を計れた
Salesforce導入に至った背景や抱えられていた課題についてお聞かせください。
当社では元々各部門ごとに分断されたシステムや帳票が存在しておりました。
課題点については、主に各部門において必要な情報が点在してしまっており、システムもバラバラで、業務に支障がありました。そこで、各部門からDX推進者を選出してワークショップに参加するところからこのSalesforce導入プロジェクトが始まります。
参加メンバーはDXのリテラシーが高いメンバーではなく、実業務等の「現場」がわかる管理者を中心にアサインし
現場の意見を最重視しました。合わせて上層部も巻き込めたことも導入に至るまでの検討期間を短くできたと思います。
結果的に、Salesforceを見れば横串で全てを把握し、業務を完結できるという提案に共感し、導入することとなりました。
課題を解決するために、なぜSalesforceを選ばれたのかお聞かせください。
当初はSalesforce以外の検討も同時に進めておりましたが、
他のシステムでは、Salesforceのようにカスタマイズすることは難しく、またプラグイン等で解決できたとしても
費用が結果的に高くなり、時間もかかるということがわかりました。
また、Salesforceに対して営業ツールとしてのイメージを持っていた人たちも、
実際に使用してみると営業ツールに留まらず、各部門の業務の橋渡しがスムーズとなること、棚卸しした課題解決を
実現できるイメージを持つことができたのが決め手となりました。
他のアプリとの連携性も高く、ダッシュボードやレポート機能など、アウトプットが容易にできるという点も
導入に向けて大きなポイントとなりました。
プロジェクトスタート前のご不安や期待値はどのようなものがありましたでしょうか。
全社的に導入したSalesforceのため、まずは導入コストに対するプレッシャーは正直、常に感じていました。
世の中的にシステム導入に失敗してしまうケースも少なくなく、自社としてしっかりと形にできるか、
カットオーバーまでの限られた期間の中で他のプロジェクトも同時に進めながらしっかりと完結できるか不安もありました。
一方で、期待値としては、Excelで管理していた情報、特に現状や進捗についてSalesforceで見える化できることで業務が円滑に進むことや要件を整理していく中で各部門ごとの業務の中身が把握できていなかったことも、Salesforceの導入によって点と点が線となり繋がることの期待値はとても高かったです。
knouによるプロジェクト進行や構築環境の満足度はいかがでしょうか。
率直に言って満足しています。
当社には多くの部門が存在しており、必然的に参加するメンバーも多くなりオーダーも多岐に渡りましたが
部門ごとに分科会として定期的なミーティングを設けてくれ、親身になって対応してくれたため、非常にスムーズに進めることができました。
また、構築環境についても、再現性の高い環境を提供してくれました。
さらにリリース後も実際の業務と照らし合わせた上で、より再現性を高めるための調整をしてくれたので、非常に助かりました。進めていく中で弊社がやりたいこととSalesforceで実現できることの繋ぎこみのフォローアップもたくさんしていただき、レスも早く非常に心強かったです。
やりたいことに対して全ての実現ができない場合は、限りなく理想に近い代案を常に提案してくれたため、私たちのやる気も高まりました。
また、無理難題にも嫌な顔せずに取り組んでくれる姿勢は、プロジェクト参加者のやる気を高め、
二人三脚でプロジェクトを推進していく力に変えてくれました。
担当者、窓口の印象はいかがでしたでしょうか。
PMとして伊勢さん、浅岡さんは、経験が豊富で的確に内容を理解し専門的な言葉を使わず噛み砕いて自社内に展開してくれました。また部門ごとに開かれた分科会も臨機応変にリアルとWEBミーティングを開催してファシリテートしてくれコミュニケーションがとても取りやすかったですね。
SE鈴木さんは、再現度の高い環境を構築するため、いくつもの要望の中で仮に100%の実現ができない場合は
代替案を必ず提案してくれました。頼りになるエンジニアです。従来のエンジニアの印象とは全く異なり人柄も気さくで、技術的な部分の質問もとてもしやすかったのが印象的です。
CS田中さんは、プロジェクト進行中において縁の下の力持ち的存在で、質問や依頼に対するレスや対応が早く、
何か困った時にこまめにフォローしてくれました。とても几帳面でシステム構築を進めていくプロジェクトにおいても、とても心強かったです。
具体的なエピソードでお伝えすると、
プロジェクトを進めていく中で、代表や役員陣が参加した中間報告会があったのですが、弊社内から本来の目的から逸れてしまうような意見や要望がありました。
knouさんは整理をした上で「本来の目的は〇〇なので、□□にしましょう」改めて本質的な議論に軌道修正をしていただき
現在の環境があると思っています。
各部門のプロジェクトメンバーと認識の齟齬があれば、そのままにせず当初予定していなかったミーティングも柔軟に開催していただいたのも印象的でとても助かりました。
Salesforce稼働後、数ヶ月後ですが社内の変化があればお聞かせください。
活用トレーニング後、約5ヶ月となりますが、会社全体での習熟度としてはシステム管理部の観点ではまだ道半ばだと感じていますが社内のSalesforce温度感は高いままキープをしています。
特に建築部門では更に熱量が上がってきておりプロジェクト中でも要望が多かったのと比例しているのではないかと考えております。今回のSalesforce導入のプロジェクトの中で自社内の業務の話をする機会が増えてきたのも寄与しています。良いきっかけになりました。
日常業務の観点では、一つ例を挙げるとすると
これまではタスクをメモや手帳に自ら記載していましたが、今回のSalesforce環境で実装してもらった特定のタイミングで自動にタスクが発行されていたり発行されたタスクが一覧となることで業務の見える化は実現されており私視点からも、Salesforceがないと仕事が回らなくなってきています。
弊社の場合、全社的に活用しているが故に日常の業務に深く浸透していることを日々感じています。
今後のDX、業務改革、生産性向上について貴社での展望をお聞かせください。
たくさんあるのですが、具体的に一つ挙げるとすると
Account Engagementの活用を現在の部門に加えて全社的に活用していきたいですね。
日常的にSalesforceが浸透してきている中で、より活用イメージが持ててきており
業務効率化の観点でも有効的に活用できると思っています。
また、今回のSalesforce導入は社内的な導入となりましたが、
将来的には社外との連携も考えており、弊社のオーナー様や関係者と接点を持てるような
オーナーポータルのようなものを実現していく構想もあります。
Salesforceで内外が繋がれる環境を実現できるのも良いですよね。
株式会社knouの魅力は貴社においてどのように感じられておりますでしょうか。
端的に、いわゆるシステム会社という感じではなくknouのメンバー全員が相談しやすい人柄や環境を整えてくれた部分はとても大きかったなと感じています。
私たちシステム部門では当たり前のことも、各部門で参加するメンバーはなかなか理解できないことや
要望を言語化することにハードルを感じているメンバーも少なくありません。
こうした状況の中でもknouさんは実現したいことの理解を深めようとして技術的な観点は噛み砕いて、具体的な事例を交えて
導いてくれたのはとても感謝しています。
knouさんのメンバーもWebで参加しているのですが、距離感が近くみなさん親しみやすかったと実感しているのは
システム会社特有の専門用語や難しい表現が一切なく進めていただけたからだと思っています。
※上記は2023年4月の情報です。